2010/10/24

朱と蒼 1+2 【後書き】

個人的に、何かを考えないでいることのできる時間というのは、寝ているときか、思いっきり運動しているときぐらいで、そのほかの時は何かしら考え事をしており、それは支離滅裂であったり、その時、考えなくてもよいことであったりします。そういったことがある反面、周りの人間を眺めていると、ものすごく幸せそうに、暇を暇として謳歌している人間もいるわけです、あんまりいないですが。ともかくも、ぼんやりしているときに何を考えているかを聞くと、「何も考えてなかった」と答える(もっとも、みんな考えていることをすぐに、うまく、人に伝えることは難しいですし、恥ずかしくもありますが)。

ということで、常に何かを考え続けることを宿命づけられた人と、そうではない人がいて、本作では、前者を永琳に、後者を輝夜にやってもらいました。永琳は月の頭脳と言うことで、常に何かを考えていた、少なくとも、月から逃げているときは、それについて、対応や、作戦などを考えることは、必要であり、そしてやりがいのあることだったでしょう。その必要が一応、なくなった後(永夜抄の後)という設定です。永遠亭が診療所を開いているのは、永遠亭が便利で、誰にとっても有益な存在となることで、敵視されないため、ひいては輝夜を敵視するものを作らない、あるいは、敵が永遠亭を攻撃することを躊躇わせるためだと思います。これは妄想ですが。

で、今回、まだ輝夜の登場が少ないですが、最終回では大事な役割を担って貰うつもりです。彼女は、自然と同化した人間(?)で、世界を愛すること(永琳は世界を理解すること)を生き甲斐としているという妄想に基づいています。だって、そうでないと、頭のさえている永琳が、輝夜を守りたいと思う要素がないでしょう?まったく違うタイプだからこそ、尊敬し、そしてあこがれるのだと思います。だから、輝夜は必ずしも永琳と同じように賢くはない。と、妄想します。


土曜、日曜と連続で投稿しましたが、次はしばらく間があきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿