2012/09/08

【後書き】ととも 文の散歩

久々の投稿となりました。
ご視聴&拙ブログにお越し頂きありがとうございます。

さて、今回は「ととも」シリーズという事ですが、「文の取材」番外編・冬でもあります。どちらのシリーズに組み込むか悩んだのですが、番外編・秋がシリーズで起きた事をしっかりと踏襲しているのに対し、こちらは単に季節が冬になっただけで、シリーズとの明瞭なつながりがなかったので、「ととも」シリーズに組み込む事にしました。

ヤマメさんは台詞入りで登場したのは今回が初めてだと思います。地底に入ったらまずヤマメさんに会うことになるだろうな、と思ったのは理由があります。彼女は地底と地上をつなぐ主要な通路に細い蜘蛛の糸を張っており、誰かが通るのを監視しているだろうと思っているからです。ちなみに射命丸もそのトラップに自分が引っかかったことに気付いていたので、彼女が急におりてきてもそれほど驚いていません。が、こいしは無意識を操っているので、彼女が文に声をかけた時、射命丸は完全にふいを突かれた形になっていますので、かなり驚いています。

古明地こいしは一度描いていますが、今回は前回「ととも」で描いたこいしと関連づけた描写はしていません。今回はあくまで、無意識を操る妖怪として、つかみ所の無い様を描いたつもりです。こいしは最後、射命丸の視界から消えてしまい、せっかくなので、地上を散策することにしたようです。

最後、青空を描きました。白く雪のつもった山を手前においた青空は濃いように感じます。私は冬の青空はどちらかといえば、淡い、抜けるような青のイメージが強いのですが、この場合は別です。冬の山は天気が変わりやすいですから、なかなか綺麗な青空と白い山の組み合わせは拝むことができませんが、いいものですね。ちょっと、そんな事に共感して頂けたらと思います。


10月になれば、二周年です(はやいものです)。
が、次はなにも考えていません。

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