2015/11/01

紅楼夢初参加の感想

どうも、李花尺です。

本日は紅楼夢へお邪魔してきました。
本当は雰囲気だけを感じ取ってそっと帰るつもりだったのですが、ぶらぶらしていると鮮明に覚えているポスターが・・・。
そう、「鳥取さばく帝国」さんです。

買いました。

厚かましいことに名乗り出て、サインまでしてもらいました。なにぶん初めてのことで、ワタクシうまく名乗ることができませんでした。でもにひまるさん、私の名前を覚えていてくださって、本当に丁寧に対応していただきました。多謝!!





さてさて、マヨヒガネコ、つゆときえにし(以上、にひまる 氏)、そしてLOCUS OF CONTROL(海兎 氏)を読みまして、早速感想をば。

マヨヒガネコ。

お話に余白というか、いろんな余地があって、気持ちがいいですね。感覚的でうまく言葉にできませんが、ぼかされている部分が気になるけど、「そういうものだ」という納得と、「こうなんだろうなぁ」という自分の推量がうまくバランスをとることができる余地の量なのです。たとえば、もっと「謎」の要素がつよければ、謎を考えるのが面倒になりますし、もっと明快なら、いや、それはおかしいとか、ロジカルに反発したりします。ようはジャストフィットなのです。というか、こいしちゃんがかわいいんじゃ。
あと、「最期の話」。ポラロイド、良かったですね。向こうにはもしかしたら帰れないのかもしれないですが、撮りたかったもの(見たかったもの)はこっちで見ることができたようで。いや、それを拾ってくれる彼女がいて良かったのかもしれませんね。

つゆときえにし。

つゆってそっちね。・・・蕎麦食べたい。紫さま、怖いですなぁ。あんまりそういう面を私は描きませんが、本来はそういう面があってしかるべきだと思うのですよねぇ。あと、紫さまの下まつげ、ものすごく魅力的です。妖怪らしさというものを見た気分です。しかし、彼の登場で地下の台所事情が改善されると思うとなかなかシュールですな。きっとそのうち、精製されたものも出してくれそうですね、妖怪ですから。そういえば、彼は彼女が見えているようですが、自我がそれほどないからだろう・・と、なんとなくわかります(このあたりのバランスが良い塩梅なのです)。

LOCUS OF CONTROL。

happy end. 素直に信じますが、信じきれないのもまた偽らざる感想です。最後のつよくにぎった手を信じたいですね。序盤、唐突に上からこいしがこいしを投げてきますが、少女が目を覚まさない彼に投げた石と繋がっているのかと思うと、なかなか面白いですね。しかし石を投げるってなかなか無茶しますなぁ。少女も必死だったのでしょう。locus of controlという熟語は恥ずかしながら知りませんでしたが、教育心理学の用語のようですね。日本語では「統制の所在」と訳されるようです。白状すると、これを調べたのは読了後でして、そうして改めて読み返すと、彼は「意識」と「無意識(というよりも潜在的な欲望というか、さだめというか)」がこれから問われていくのでしょう。だからこそ、happy endであって欲しいですね。


さて、本日はここまで。会場で感じたこと、その感想についてはまた来週のネタに。
紅楼夢に参加された皆様、お疲れさまでした。

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