2013/01/19

【後書き】色の名前

あけましておめでとうございます。李花尺です。


さて、「色の名前」のリメイク版をお送りしました。リメイクなんてしていると、ネタがつきたように思われそうで、ちょっとだけ癪なのですが、まぁ、これからもやりたいことをやるだけですので、特に気にしません。で、せっかくリメイクするので少し話を増して全3−4話でお送りする予定です。気長にお待ちください。

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リメイクするにあたって、風景をより冬らしく描くことを心がけました。また、動画が進むにつれて雪が少なくなっていくことに気づいた方もいらっしゃるでしょう。これはレティが人里離れた山奥に普段はいて、散歩がてら山を川沿いに降りていったためです。

そんな劇的にかわるのか?

けっこう変わりますよ。雪の量は小高い山の中にはまだたくさんあるけれど平地にくるとほとんどない、なんてことはよくある話です。私はこれでもちょっとした雪国育ちですので、雪の量が劇的に変化するのは実体験に基づいていたりします・・・たぶん。

後、以前の作品とリメイク版ではニトリとのやり取りが少し違います。以前はニトリが水の中からにゅっと顔を出すのですが、リメイク版では釣りをしているところに二人がやってくる場面に変わっています。これは、ニトリといえばなにげなしに釣りをするという印象が強くなってきたためです。ですから、ニトリはよりニトリらしくなったと思っています。ついでにいえば、翡翠の話題をしているところにニトリが水の中から出てくるのも都合が良すぎると感じたので、より自然な時間の流れを模索した結果、こうなりました。

小傘はかなり大人びた印象がより強くなりました。これで「うらめしや」とかやるのだろうか?それはそれで可愛らしいですね。・・・小傘との会話はそれほどいじっていません。青色というのは、人を落ち着かせる作用があるとかないとか、青い街灯にすると犯罪が減るとかなんとか、噂を聞いたことがあります。そういった「青色」に対するごく普通の印象を小傘には代表してもらいました。

レティに関してですが、前作からの違いはネックレスをしている所でしょう。このネックレスは、「霧の大河」でチルノがくれたガラス玉です。作中、ネックレスに加工されているのに気づいていらっしゃる方がいてうれしかったので、せっかくなので、つけてもらいました。レティは母性性あふれる存在ですが、どこか冷たい感じがする、そんな風に描けたらいいなぁと思っています。

ずいぶんとおしゃれになったのが、幽香ですね。以前、妖怪は着た切り雀のものとカジュアルなものに二分できるという話をしましたが、幽香はどちらかといえば、後者に属する印象が強いです。すでに「文の取材」でも作業着を着てますし、シャツの種類も豊富ですしね。前作ではごく普通の格好をしていたのですが、リメイク版ではしっかりと冬仕様になっております。

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さて、背景を丁寧に描いていくとどうしても時間がかかります。投稿間隔はなかなかこれまでと同じという訳にはいきませんが、今年も李花尺をよろしくお願いいたします。

4 件のコメント:

  1. 今まで描いてきたものを織り交ぜて装い新たにという感じで新鮮に見れました。
    続きも楽しみにしてます。

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  2. フリックさん

    ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいですね。
    続篇の部分、ミスティアの登場回までは以前を踏襲した流れになりますが、リメイク版としてはもう少し続く予定なのでのんびりとお待ちください。

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  3. 色の名前リメイクが来ていた事に今日気がつきまして…あの回だけは何故かうちの環境だとシークバーを触るか触らないかに関わらずニコ動では普通に見ることが出来なくなってしまい(以前は見れていたのでFLASHのVup関連か何か影響してるのかもですが)DLして再生ソフトとかで見ていたので本当に嬉しいです!脚本復旧からの続き凄く楽しみです!

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  4. Emberさん

    こめんとありがとうございます。あらら・・・そんなにおかしなことになっていたのですか。私の環境では多少おかしくはなるものの、再生はできていたのですが。そういう症状の方も多いのならば、リメイクした甲斐がありましたね。リメイク版は少しだけ話を拡張する予定ですので(もっとも、脚本が消えてしまいましたが・・・)、楽しみにしていてくださるとうれしいです。

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