2011/11/28

次の話 【ネタバレ?注意】

さて、The last incidentも終わりましたので、次の話をどうしようか迷っています。以下、確定的なことは書いていませんが、何が来るかを楽しみにしておきたい人は閲覧注意です。


2011/11/27

The last incident #4 【後書き】

さて、物語が終わりました。

前回(#3)が山場でしたので、今回は霊夢が博麗神社に戻ってきたのちの話をお送りしました。しかし、なんだか、終わりを描くと虚脱感がありますね。別にこれでこの世界から離れる訳でもないのですが。・・・・では少々、後書きをば。

魔理沙は優しいですね。優しすぎるかもしれません、そう思います。本作を作っていてそう思いました。ただ、作中では描いていませんが、当然、最後の異変から3日の間に、紫を始め、パチェさんやアリスなどから魔理沙は情報を集めたでしょう。だから、霊夢が起きてくるまでに、ある程度気持ちの整理はついていたのではないでしょうか。だから、あえて霊夢をきつく問いただすことはなかったのだと思います。

そして最後に、霊夢は境内の掃除に向かいます。そして、その夕べに、きっと紫がやってきます。そして「霊夢、夢の後」の回想シーンへとつながる訳です。

霊夢はこれで博麗霊夢から、霊夢へとなりました。冒頭の少女は、はてさて、霊夢が幼い頃の様子を夢見たのか、次の「霊夢」を夢見たのか・・・。李花尺としては幼い頃をを思い出したのだと思います。霊夢が紅魔館で昏睡状態におちいって、そこから戻ってくる過程にみた、「ただの霊夢」が最初に見た夢が博麗霊夢の始まりならば、なんだか皮肉のような気もします。しかし、やっと「人間としての霊夢」がまた始まると思えば、幼いころの自分を思い出すのは、必要な事の様にも思えます。実は、走馬灯のようにこれまでの異変を夢見るという事も考えたのですが、これからも東方Projectが続いていくであろう事、過去を振り返る事を霊夢は考えていないであろう事から、やめました。


さてこれにてThe last incidentは終了です。ご視聴、ありがとうござました。

李花尺

2011/11/19

The last incident #3 【後書き】

さて、3話が終了しました。内容としてはvsレミィとvsフランでした。後は、ちょっとした後日談を作ればLast incidentも幕を閉じます。お気づきの方も多いと思いますが、この物語は「霊夢、夢の後」の前日談にあたります(ん、すでに言ったか?)。「霊夢、夢の後」に出てくるあのシーンにつながる終わりを準備する予定ですので、もう暫くお待ちください。

運命

実を言うと、今回のレミリアとの会話がこの物語を作る発端となっています。

「運命なんて過去を説明する便利な道具でしかないわ」

これは私の運命に対する感想でもあります。単なるアマノジャクな意見とも言いえますけど。歴史にifはないわけですが、人間はifを考える事のできる存在であって、そのifに悶え苦しむのが人間の深さ(←適当な言葉が見つからない)なのかもしれません。また、どうしてifになりえなかったのかを冷徹に考える力が人間の知性なのかもしれません。が、運命という言葉はそれだけですべてを解決できる魔法の言葉ではないでしょうか。一方で、あまりに理不尽な、自分ではどうしようもない出来事に対して、運命という言葉は救いだとも思います。それを否定するわけではありませんが、できれば、運命だと思わずに、「どうして?」を背負って前を向いて生きていきたいものです。・・・幸いにも私は運命を信じたくなるような思いをする事無く生きてきたから、こんなふうに考えることができるのかもしれませんね。

レミリアは本当に運命を操る程度の能力を持っていないのか?

彼女は「そのような能力は持っていない」と言いましたが、はたして本当でしょうか。私には見当がつきません。言葉通りの意味であれば、世の中どうにでもなるような能力です。なんでも受け入れる幻想郷なら、まぁいいのかもしれませんが、普通に考えて、過剰です。で、幻想郷の外、おそらく日本でもない所からやってきた事、あるていど精神年齢が低い事を考えると、ちょっと背伸びをしたのかなぁと思ってしまいます。ですから、彼女の言う事は本当かもしれません。でも、私がちょっと考えて察しがつくような嘘をついても意味が無い様に思います。ですから、実は本当に運命を操ることができるけれども、それは霊夢にとって(あるいは幻想郷にとって)望ましい事ではないと考えて、嘘をついたのかもしれません。ですので、私自身は作中のレミリアが本当に能力を持っていないかどうかは分かりません。ただ、設定としては面白いな、と思います。既出のネタだったらごめんなさい。
霊夢はあっさりと運命による工作をあきらめていますが、もともと終わりを受け入れるつもりだったようですから、そんなものかもしれません。それに、レミリアの「秘密」を教えてもらった訳ですから、ちょっとうれしかったのかもしれませんね。

弾幕

ツイッター上でもだえ苦しむつぶやきを聞いた方は推し量ってもらいたいのですが、今回の弾幕勝負の描写にはずいぶんと手を焼かされました。頭の中のイメージはこんなにも形に出来ないものなのか、とか、それとも頭の中にあるイメージとは幻想で、実は私は描きたいシーンをもっていないのではないか、とか、いろいろと悩んだり。私の動画制作というのは、現実逃避の一面を持っているのですが、現実逃避をするなかで苦しむのも変な話ですよね・・・。というわけで、(あるかどうかあやふやな)私のイメージはついぞ、その全貌を具現化する事は敵いませんでしたが、なんとかお送りすることができました。しかし、「弾幕を描く」というthe last incident のシリーズを通しての目標はクリアできたかどうかは非常に怪しい物となってしまいました。もちろん、挑戦して、玉砕して、自分の身の程を知ることが出来た・・・という点はいつものことかもしれません。よく考えると、毎度、後書きでは後ろ向きになっていますよね。

ずいぶんと長い後書きになってしまいました。冒頭でも述べましたが、後少しだけ続きます。もうすこしおつきあいください。

2011/11/11

連絡

どうも、李花尺です。


お知らせがあります。
11月13日ぐらいにThe last incident #3を投稿できるかなぁと予想していたのですが、思いのほか作業が進みませんでしたので、投稿は延びます。どうか、今暫くお待ちくださいませ。モニターが代わってからどうも調子が悪いんですよね・・・

以前はiiyamaのブラウン管を使っていたのですが、壊れたので液晶モニターに換えました。そしたらどうも色味がおかしいのです。おそらくブラウン管の設定が通常とは離れていたのだと思うのですが。液晶モニターだと以前使っていた肌色は見えないし、茶色はずいぶんと黄色っぽく表示されるのです。緑もおかしい。
シリーズを通して色味を統一したいので、今は四苦八苦やっていますが、次のシリーズから今使っている液晶モニターでよく映える色を使っていく予定なので、色使いが代わると思います。それにはモニターが代わった事が影響している事をどうかご理解くださいませ。・・・といってもまだ先の話ですね。


この土日は多分、動画制作に回せる時間も多いので、もしかしたらこのお知らせを裏切ることになるかもしれません。よくある事です。それはご容赦くださいませ。

2011/11/03

コメント

#2のコメントをみて思った事をすこしばかり。

まず、たくさんのコメント、ありがとうございます。

動画コメント「道中は無意味だろ」には最初は面食らいましたが、犯人がある程度推察できる状況であった訳ですから、道中をカットする事は可能ですね。その可能性は全く考えてなかったので、なるほどな、とちょっと思いました。ただ、紅魔館に行く途中で遭遇する妖怪達が、霊夢の「終わり」を悟った上で挑んできている以上、それをあからさまに避けるのは格好が悪いと思います。咲夜と霊夢の会話だけ見れば、霊夢が戦いを避けている様に見えますけど、あれは同じ人間としてちょっといらだちがあったのと、咲夜は強い事が分かっているので、動揺を誘ったのではないかと思います。

私は描かれる人や妖怪達が必ずしも真実を口にするとは思っていません。勘違いもあるだろうし、嘘をつく事もあるだろうし、心にも思ってない事を言う事もあると思います。手書き劇場は「小説」や「動画」ではないので、嘘や虚構をにおわせる事は難しいですから(画力的にも)、どうしても台詞は真実を語っている様に思われるし、そうあるべきかもしれません。ですけど、そうでない台詞を時折作るので、あんまり会話に齟齬があっても突っ込まないでくださいね(*パチェリーとやらかした時は突っ込んでください)。

以下、肩の力を抜いて読んでください。

本作は紅魔郷をベースに作っていますし、ゲーム上の制約をあるていど反映して物語を作っていますが、ボムの数とか、アイテムを落とすとか、そういった点は実はあんまり考えて作っていません。あり得ないかもしれませんが、「どうして倒してもボムや点をくれないのか?」という疑問について、私自身は答えを持ってません。ですので、ボムやエクステンド談義はしてもらうと私が助かります。あんまりいがみ合わずに、「私はこう考えるよ」、とコメントしてもらうと、今後、物語を作っていく上で、非常に参考になります。作者も正解を用意していない、わからない疑問なので、気軽にコメントしてくださればと思います。

#3は13日には投稿できるかなぁ、と予想しています。それまで今暫くお待ちくださいませ。


11月4日;誤字、脱字を訂正