2011/11/27

The last incident #4 【後書き】

さて、物語が終わりました。

前回(#3)が山場でしたので、今回は霊夢が博麗神社に戻ってきたのちの話をお送りしました。しかし、なんだか、終わりを描くと虚脱感がありますね。別にこれでこの世界から離れる訳でもないのですが。・・・・では少々、後書きをば。

魔理沙は優しいですね。優しすぎるかもしれません、そう思います。本作を作っていてそう思いました。ただ、作中では描いていませんが、当然、最後の異変から3日の間に、紫を始め、パチェさんやアリスなどから魔理沙は情報を集めたでしょう。だから、霊夢が起きてくるまでに、ある程度気持ちの整理はついていたのではないでしょうか。だから、あえて霊夢をきつく問いただすことはなかったのだと思います。

そして最後に、霊夢は境内の掃除に向かいます。そして、その夕べに、きっと紫がやってきます。そして「霊夢、夢の後」の回想シーンへとつながる訳です。

霊夢はこれで博麗霊夢から、霊夢へとなりました。冒頭の少女は、はてさて、霊夢が幼い頃の様子を夢見たのか、次の「霊夢」を夢見たのか・・・。李花尺としては幼い頃をを思い出したのだと思います。霊夢が紅魔館で昏睡状態におちいって、そこから戻ってくる過程にみた、「ただの霊夢」が最初に見た夢が博麗霊夢の始まりならば、なんだか皮肉のような気もします。しかし、やっと「人間としての霊夢」がまた始まると思えば、幼いころの自分を思い出すのは、必要な事の様にも思えます。実は、走馬灯のようにこれまでの異変を夢見るという事も考えたのですが、これからも東方Projectが続いていくであろう事、過去を振り返る事を霊夢は考えていないであろう事から、やめました。


さてこれにてThe last incidentは終了です。ご視聴、ありがとうござました。

李花尺

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