神子達の引っ越し、如何だったでしょうか。
本作を作るきっかけというのは、1000年の長きにわたって寝ていた(封印されていた)彼女らの浦島太郎状態を描く、というのが主題でした。後は神子達の生活を描いた作品が少ないから、自家発電しましょうというのが少なからずあります。
彼女らの生活を考えるに、道教を信奉しているわけですから、大陸風な建築物が似合うかなぁと思い、そのあたりを意識しました。窓枠、東屋とかですね。で、廟というのは神聖な建築物ですから、そこに住むというのはなにやらおかしいと思うので、作中で彼女らが活動している建物(紫が腰掛けた建物)は廟ではありません。それに付随する施設ですね(=生活空間)。廟は、こじんまりとしたものが森の中にある設定です。彼女らも廟に腰掛けられたらもっと怒ると思いますよ。
で、浦島太郎状態が如実に表れるのは何かなぁと考えたとき、やはり明かりというのは重要な要素だろうと思いました。生の火しか知らない者からすれば、電気による照明というのは謎でしょうね。雷を閉じこめていると説明すればよいのでしょうか?・・・ともかく、電気による照明を提供されることは非常に彼女らにとって衝撃的な事だろうなと思いました。
彼女らの性格ですが、なかなか迷いました。「美しくあって欲しい」という私の願望がいずれの作品にも強くでてくるため、どうしても似通った性格になります。で、描いていて、神子らしさ、布都らしさ、・・・を上っ面(口調など)だけで区分けするのもなんだか罰当たりな気がして(駒のように扱いたくないので)どうも大変でした。これは彼女らの生い立ちや歴史を十分把握しておらず、そこから導かれる必然性がないからだと思っています。その点、これまでの作品はその辺り自分なりに彼女らの性格に納得がいっていたのですが・・・
神霊廟の面々はこれから幻想郷とはどういう所なのか、ゆっくりと学んでいくことになると思います。その辺り、シリーズで追っていっても面白いかもしれませんね。
小説読んだり、アニメみたりでずいぶんと制作が遅れましたが、楽しんで頂けたら幸いです。
浦島太郎は子供の時に絵本で読んだきりで懐かしい気がします
返信削除神子達がこれから幻想郷の文化にどう馴染むのか、など妄想できる点は山ほどあるので広がりも大きくとても楽しみです
今回は李花尺さんの作品の神霊廟組のプロローグとして見させて頂きました
コメントありがとうございます。
返信削除>神霊廟組のプロローグとして〜
そうですね、聖徳太子をモチーフとしているわけですし、
「和を以て貴しとなす」
の精神で、その能力もあわせながら、幻想郷という世界がどのような秩序になっているのか、を理解していく物語・・・を動画にするかどうかは分かりませんが、白蓮とのやりとりは白熱するだろうなぁとか、霊夢とのやりとりはのれんに腕押しだろうなぁとか・・・妄想はふくらんでおります。
はじめまして、やっぱ無理と申します。
返信削除神子たちの幻想郷で生活する一ページを垣間見たような作品でした。
神子以外のキャラクターも、各キャラクターの生活基盤を形成し腰を落ち着かせるまでのお話があるかもしれませんね。そんな想像を掻き立てられる興味深いお話でした。
やっぱ無理さん、コメントありがとうございます。
返信削除もしかしてニコレポの方にもコメントをしてくださってる方ですか?
>神子以外のキャラクターも、各キャラクターの生活基盤を形成し腰を落ち着かせるまでのお話があるかもしれませんね。
きっとそれぞれにおもしろいエピソードがあると思いますよ。特に命蓮寺や守矢神社の面々はそとからやってきた描写が明確ですから、想像しがいがありますね。両者ともに自分の考えを全面に押し出してきそうけど。
どうも・・HIDEKと申します
返信削除今回の作品も楽しませてもらいました 娘々と布都のかけあいが特にお気に入りです
いつも他の人の作品とは違った、風情溢れる作風が好きでいつも(霧の大河以降より)見ています(´ω`)
いつかは李花尺さんの様な風情があり落ち着いた雰囲気の作品を作りたいと思うのですが、社会人なのでなかなか時間が・・(←言い訳)でもいつかは作りたいと思っています
長々と失礼しました、次も楽しみにしています ではノシ
HIDEKさん、コメントありがとうございます。
返信削除いつも見て頂いてありがとうございます。霧の大河以降ですか・・・さかのぼっていくとやはり絵がさらに下手になりますが、話自体は面白いと本人は思っているので、時間に余裕がありましたらご覧になって下さるとうれしいですね。
私は落ち着いた雰囲気の東方二次創作が好きなので、是非つくってみてください。いろんな二次創作が増えると、見ている方も創っている方も面白いですし、刺激にもなりますから。
次作も現在制作中ですので、楽しみにして頂けたら幸いです。ではノシ