2013/03/10

【後書き】色の名前 の続き

さて、リメイク版の 色の名前(続編)をお送りしました。


 今回、もっとも悩んだのは、「BGMをどうするか」でした。過去のエントリーをご覧になった方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、本当はパブリックドメインやニコニコモンズの作品をミスティアに歌ってもらう予定でした。ですが、どうしても適当なものが見つかりません。もちろん、私が探した範囲というのはごく限られたものでしかないので、パブリックドメインやコモンズが充実していないということではありません。ですが、リメイクということで特定の「雰囲気;色」を感じさせる歌声というの求めると、どうしても難しい。あらかじめ音源を準備しておいて、それにあわせてお話を再構築する、という手もあったのでしょうが、そこまでは当初、頭が回らなかったのです(ま、なんとか見つかるだろう、とたかをくくっていました)。そして、実際にリメイク版の作画を終えて、動画を編集するにあたり、ともかく、ミスチーの歌うパート以外の BGMを先に設定したところ、ずいぶんとはまりました。流れとして、むりやりミスチーに歌わせるよりも、このままミスチーの歌声を想像してもらうのも悪くないな・・・と思い、前回とは異なり、今回はミスティアの多様な歌声はほぼ省略されています。

 と、まぁ、作成過程はこんな感じでした。リメイクとしては一応これで「色の話」は完成を見た訳ですが、せっかくですから、もうしばらく色の話は続きます。飛んでいったチルノが里で起こしたこと、ミスティアが今回二人に出会ったこと、この二つが絡み合って色、というものの性質や、それを感じることの幸せや優しさ、というものを描いていく予定です(・・・が、その台本が以前に藻くずと化したので、これからまた再構築です)。少しばかり気長にお待ちください。


 蛇足。色の名前をリメイクするにあたって、前回・今回と大和言葉での色の名前をいくつかあげました。私自身、そういった素養がある訳ではなくて、参考資料があります。「百羽鶴」という百枚の折り紙が閉じられた本で、その折り紙百枚がそれぞれ違う色・違う柄で構成されているものです。ぱらぱらとめくるだけで、ずいぶんと楽しめましています。そしてぱらぱらとめくっていって、適当な色、そして「音」がいい色を台詞として採用しました。せっかく買ったのですが鶴を折るのがもったいなくて、未だに色見本の本として利用しています。あんまり折り紙が得意ではないので・・・。

 ちょっと投稿後、たてこんでおりまして、いつもなら、twitterでもなるべくリプライを返すようにしているのですが、今回は無視という形になりましたし、後書きも遅れて申し訳ありませんでした、許してね。今週は投稿して後書きも書いたということで、ちょっと前から続けている週一更新の「私の好きな東方手書き」シリーズはお休みということで。では、また来週。

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