2010/11/29

てゐと雛【後書き】

てゐと雛

 雛というキャラクターを考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが、「自分の厄」に関する話です。厄を集めることができるというのは、あくまでも「外の厄」であって、「内の厄」は違うんじゃなかろうかという妄想ができました。そうすれば、それを解決するためには、幸福のウサギにきてもらうしかないでしょう。そういう妄想から出来た物語です。
 今回は言葉遣いにかなり気を遣って作りました。雛の口調もそうですが、鈴仙の雛に対する認識とか(鈴仙は雛のことを厄払いの神様と思っているので、そのようにしゃべっています)、輝夜の説明とか。個人的なールですが、「少女説明中・・・」とか、ああいうテロップを入れて、説明を省略をしないと決めています。今回は輝夜の回想を挟みましたが、彼女がしゃべったのは、あくまでも回想が終わった後のあの一言だけです。もう少し説明させてもよかったのですが、あまり説明くさいのも輝夜らしくないな、と思いました。もちろん、間延びを防ぐためでもありますが、伝言ゲームのおもしろさが説明するときにはあると思うのです。「説明中・・・」のテロップを入れた場合、どの情報が欠けたり、変質したりしたかが伝わりませんよね?間延びを防ぎながら、説明するシーンをいかにおもしろく見せるかが、結構作り手としておもしろいんじゃないかと思っています。


 ちょっとした用事で土日は動けなかったので、金曜の夜に仕上げて、日をまたいでから投稿したのですが、急ぐといけないですね、色の塗り忘れのチェックがかなり甘くなっています。にんじんのネックレスがなくなってたり、色が抜けてたり。コメントに救われました。気をつけます、というか、無理しないことにします。別に土日の内に投稿しなければならない縛りはありませんからね。



暖かいコメントと、この「ととも」シリーズを待っていてくれる人のおかげで10作品を投稿することが出来ました。次は本格ミステリーもどきというか、長編に挑戦したいと考えています。大枠と、それぞれのメインのシーンはイメージができあがっているのですが、それを作品としてどう分割して、どう見せていくかを今詰めているところです。ここまで、なんだかんだで、1週に1本のペースで投稿しましたが、次は間が開きます。


作品が出来るまで、少し、このブログの更新ペースをあげていく予定なので、よろしければちょくちょくのぞいてください。

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