2014/04/12

タイトルの話

どうも、昼夜の寒暖差に体調をくずしそうな李花尺です。

先日、自分の投稿作品をだらだらと見ていたのですが、ふと、タイトルの付け方が気になりました。まずはちょっと列挙してみましょう

彼岸にて             雨の日の午後
天子、神社へ行く         色の名前
姫海棠はたての気になる写真    秋の訪れ
文の散歩             巡るは季節
アリスと上海人形         神子達の引っ越し
マミゾウの眼鏡          文の取材 秋
The last incident           冥界の秋
月下の白蓮            小傘と雨
恋の欠片             霊夢、夢の後
霧の大河             冬に咲く夏の思い出
春ですよ             文の取材
雪の音              東方ゾンビ禍
てゐと雛             色の名前・色の名前(続篇)
思い               朱と蒼
月の美しい夜に

基本的に助詞が入っていますね。the last incidentをのぞけば、助詞の入っていない「思い」という作品だけ。助詞、特に「の」と「と」が多いようです。「の」が入っているタイトルが多いと言えばスタジオジブリが有名ですね。「風立ちぬ」では始めて「の」が入らなかったとかなんとか。ジブリ作品は好きですし、影響しているのかもしれません。後は司馬遼太郎や三島由紀夫の影響もあるのでは、とふんでいますが。
 意外に登場人物名が入っているタイトルが多いですね。もっと少ないかと思っていたのですが・・・。もっとも、タイトルから考えてから物語を作ることもないので、タイトルを考えるときは「名は体を表す」を指針に則ることが多く、その法則から行けば納得です。でも個人的には「巡るは季節」とか、「霧の大河」とかのほうが響きが好きですけどね。ちなみに斜体・太字で表したシリーズ物は登場人物が含まれる率が低いですが、これはシリーズ物は登場人物に対して何か考えて作ることよりも、なにか概念的なテーマを軸にして物語を作っていることが多いからでしょう。
 そして春も秋も冬もあるのに夏がない。夏も好きなのですが・・・。いずれ夏をテーマにでもしましょうか。それにしてもなんでだろう??夏のシーンならいくつか有るはずなのですが。また、「東方○○」というスタイルも1回だけですね。割と二次創作界隈では一般的なタイトルのとりかただと感じているのですが。アマノジャクな作者なので仕方がないのかもしれません。
 
 これまで気にしたことが無かったですが、他の方もタイトルのつけかたも個性が出ていて面白いかもしれません。

2 件のコメント:

  1.  李さんはタイトルを後からつけるタイプであるだろう、と勝手に思っていたのですが、やはりそうでした。自然なタイトルをつける、というイメージがあります。タイトルだけであれば「月下の白蓮」が好きですね。そのままではあるのですが、字のすわりが美しいように感じます。月、という単語は神秘的ですね。
     夏の話は見てみたいですね。「霧の大河」の夏が眩しく印象的だったせいもありますが(対比的な意味も含めて)。夏は陽気なイメージがあるので、落ち着いた話は難しいかもですね。それでも李さんなら独特のものを作ってくれるような気がします。楽しみにしております。
     それと差し出がましいようですが一言だけ。タイトル一覧から「白菊の花」が抜けております…。初めて見た李花尺作品だったので何故か気づいてしまいましたw。

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  2. コメントありがとうございます。

    「月下の白蓮」ですか。たしかに、簡素でむりなひねりはないけれども、情景としては美しい感じがでてますね。クズマさんも月スキーなようですが、私も月好きですw。この季節は夜も霞んでいることが多いのか、「金色」の月を見ることが出来て、冬の「銀色」の冷たい月とはまた違った表情を楽しんでいるこのごろです。
     「夏」という単語が入ったタイトルは無いですが、霧の大河や霊夢、夢の後は夏を舞台としてますし、夏の夕暮れの悲しさは結構好きなのです。もちろん、昼の陽気さも捨てがたいですけどね。作りたいとは思っているので、気長にお待ちください。
     「白菊の花」、気づきませんでした。ご指摘ありがとうございます。いやぁ、どうしてだろう??恥ずかしい限りです。かの作は一番、「幻想的」かもしれません。今でも好きな作品です。

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