東方Projectに限らず、多様な同人活動が活発な状況について思ったことがあります。
これは和歌や俳句の精神ではなかろうか?
和歌や俳句はそれぞれにルールがあります。五・七・五(・七・七)のリズムの縛り、そして季語を入れなければ行けないという縛りなど。和歌には本歌取りとよばれるシステムもありますし、枕詞のように継ぐ言葉を指定する「お約束」もあります。連歌のように歌を重ね合わせていく遊びもありますよね。
このようないろいろな縛りやお約束の中で遊ぶというのは、同人活動にも当てはまっているのではないでしょうか?同人というのはまさに「本歌」があっての活動ですし(さらに同人を本歌扱いにしたものもありますよね、多様な二次設定とか・・・)、原作の人物は季語の様に必ず入っていますし、各キャラクターにはお約束のネタがあったり(ニコニコでは「いつも通りと形容される」精神ですよね)、和歌や俳句にある精神というのは同人活動にも適用できるのではないでしょうか。ただ、字数縛りはないですから、あんまり和歌や俳句と同一視しないのかもしれません。掛詞も字数制限の無い同人にはあまり利用されないルールと言うか技巧ですか。
日本人は、いくつかの縛りの中でいろんなアイディアを出しながらみんな(といってもその遊びを知っている人だけですが)で楽しめる遊びが好きなのかもしれません。あるいは本歌取りとか枕詞のような、分かる人にしか分からない深化する遊びが好きなのかもしれません。
ただいまThe last incident 第2話を作成中です。もう暫くお待ちください。
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