2014/10/04

彼岸を過ぎて曼珠沙華 の鮮やかな赤が土手を彩るとともに、次第にススキの穂が開き始めました。柿は鮮やかな薄黄に色づき、いよいよ秋の色合いも濃くなってきた今日このごろですね。

今週は近所に流れてる河の話をしたいと思います。その河は昨年、大きな雨がありまして、その影響で河川敷の草木が根こそぎ流されてしまい、今年の春ごろまでは荒々しい爪痕が残っており、砂利と土がむき出しのずいぶんと荒涼とした風景が広がっていました。夏になると徐々に草木が戻ってきましたが、そのほとんどがススキや葦といったものでした。以前はそれに混じってセイタカアワダチソウも生えていたのですが、どうやら勢いが良くない様子。ですので、今年の河川敷はずいぶんとススキの比率が高いです。私としてはススキのほうが好きなので、今年の秋は嬉しいですね。 セイタカアワダチソウは地下茎でも殖えるそうなので、増水で根こそぎ持っていかれることはないと思っていましたし、繁殖力も強いですから、今年は黄色い秋になるのかなぁと思っていただけに意外でした。植生の変化もしっかりと記録をつけていればよいのでしょうが、なにせ感覚的なので実はそんなに去年の秋と変わらないのかもしれません。ただ、ススキの野原がきれいな季節になってきました。

ところでセイタカアワダチソウも、もう少しおとなしい感じであれば、帰化植物としてそんなに嫌われなかったのかもしれませんが、なにせ目立ちますから、いやな外来種としてよく挙げられますね。 シロツメクサなんかはうまく溶け込んでいるような気がします。花輪をつくったり、四つ葉を探したりと、セイタカアワダチソウとは扱いがずいぶん違うように思います。ずいぶんと勝手なような気もしますね。

2 件のコメント:

  1.  セイタカアワダチソウはうちの地元でも嫌われていましたね。昔は「喘息の原因」などとも言われていましたが、事実無根だったようです。今自分が住んでいるところではすすきとセイタカアワダチソウは五分五分といったところですね。

     さてこのセイタカアワダチソウ、元々は園芸用・観賞用だったという説もありますね。嫌われるようになった理由は李さんが挙げている通りだと思います。確かに人間は勝手ですね…。いや薔薇を育てるため、周囲の雑草を根絶やしにしたり昆虫を問答無用で殺している人間がいうことではありませんがw。

     以前手書き作者のmagoさんが「植物は種の保存のため虫や風を生殖の媒体にするが、薔薇は人間を魅了し媒体にしている」ということを言っておられました。人間は自分たちの目的のため薔薇を品種改良しているように見えて、実はうまく利用されていると。この考えは面白いと感じたので、自分もこれで行こう!などと思いましたw。すすきやセイタカアワダチソウが何を考えているかはわかりませんが、意外と人間の考えなどは意に介してないのかもしれません。
     それにしても目立つ、邪魔な草だよなぁ…いやこれも勝手な思いですがw。

    返信削除
  2. クズマさん
    なかなかmagoさんも素敵な考え方をしますな。いやはやさすがです。しかも人間はせっせと世話をするわけですから、バラはお姫様気質になってしまいそうですね。

    返信削除