2010/12/23

東方ゾンビ禍 4話 【後書き】

さて、4話まで進みました。

物語としてはこれで前半が終了して、5話から後半、いよいよ物語も佳境に入っていく予定です。

4話は、どこまで霊夢達がしゃべるか、かなり迷いました。特に、霊夢&魔理沙vs幽香のやりとりは当初、もっと長かったのですが、だいぶ削りました。と、いうのも、あんまり言い合いを幽香が好まないだろうな、というのもあったし、あまり頭に血が上ったまま会話を続けるよりかは、てっとりばやく「手」がでそうな面々だったので、矛をわりあい素直に納めて貰いました。別に幽香と言い合いから喧嘩(?)に発展する必要はありませんからね。そして、彼女らも、そこまで吹き飛ばされた村に愛着がったわけはないでしょうから。ちなみに、今回の村もかなり里から離れた村という設定です。だって、近くに花の妖怪の畑があるぐらいですから、人間社会の縁辺部ということでしょう。魔法の森の近くの村というのも当然、縁辺部に属します。それは、結構、大事なポイントです。

ちなみに、幽香の
「あなたが人を大切に思う気持ちと、私が花を大切にする気持ちの何が違うのかしら」


このせりふが言いたかった回でもあります。
結局、この理屈もかなり、いい加減なものですし、よく考えたら矛盾だらけというか、何の解決にもならないことなのですが、妖怪と人間の間には決定的な違いがあるという私の妄想のもとでは、結構重要な発言だと思うのです。


今回のゾンビ異変で、陰の人物が物語の終わりに飛び回っている描写をしていますが、


(ちなみに、別に焦げた文じゃないよ・・・orz。コナンスタイルなんです。誰かはまだ、分からないと言うことなのですが、やっぱり、その影の形で分かるんですかね?)


霊夢と魔理沙の先手を取って妖怪達の間で情報のやりとりがある。そして、その情報はとくに霊夢&魔理沙と共有されるわけではない。これは、妖怪達は決して意地悪をしているわけではないと思います。だって、人間社会と妖怪は別につながりがあるわけではない。霊夢の人間社会でのやりとりが妖怪達と霊夢の間で交わされることがないように、妖怪達の間のやりとりが別に霊夢との会話の中で出てくる必要はないのではないでしょうか。霊夢(魔理沙も、ですが)はあくまでも、「人間」であって、「妖怪」の社会のメンバーではないですからね。霊夢の側もそれを分かっていて、アリスをまだ疑っているような口ぶりを見せたり、基本的に妖怪側に犯人が居ると思って取り組んでいるわけです。




コメントでは、いろんな意見を頂きました。原因についてのコメントはうれしい限りです。あぁ、この物語を楽しんで貰っているというか、考えてくれているのかなぁとこちらで妄想しています。

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