2011/01/12

東方ゾンビ禍:第6話 【後書き】

さて、6話まできました。全9話の予定ですから、残すところ後わずかです(分かりにくいことに0話から始まってますから、8話で終了の予定です)。


さてさて、魔理沙が運び込まれるだけでしたので、大きく話は動いていません。で、今回は描写をあきらめたシーンがあります。それは、動画の最後の方に出てくるゾンビが出現している谷が一瞬で消えるシーンです。これ、本当は、スキマに飲み込まれるところを描写したかったのです。

具体的には、地面に割れ目が走る
スキマが開いていく
ゾンビや、家屋がスキマに沈み込んでいく

イメージとしてはone pieceの黒ひげことティーチのヤミヤミの能力に近いでしょうか。で、何が描けなかったかというと、地面にスキマが開くというシーンです。地面というあらかじめ凹凸が設定されている面に沿って、3次元的にスキマを展開して、かつスキマの凹凸を表現するというは無理でした、あぁ。ちなみに一瞬で村が蒸発した様な描写をしたので、いったい誰の仕業か、一見すると訳が分からないかな、とも思いましたが、その直後に、ちょっと疲れた藍と紫が出てくるので、なんとか分かってもらえるかな・・・と作り手としての努力を若干放棄した(?)動画となっています。まったく検討がつかない・・・ということもないでしょうから、これくらいは許してもらえることを期待しています。

ちなみに、今回、村を飲み込むために開いた境界は、「人と人が生み出したもの」と「それ以外のもの」の境界という設定です。ですから、ゾンビと家屋や畑は飲み込まれますが、大きな自然石や、樹木は飲み込まれなかったという描写をした、つもりです。飲み込まれた後に原野が広がっていますが、きっと谷が拓かれる前は、こういった状態だったのでしょう。
飲み込まれたゾンビや家屋はどうなったのか?スキマというものの定義をいわゆる「どこでもドア」ではなく、「異次元」であると今回はしました。ですから、「人と人が生み出したもの」と「それ以外のもの」を隔てる境界(たいていは地面に相当すると考えます)が開き、人側が異次元に飲み込まれたと考えました。もちろん、「どこでもドア」のようなスキマの使い方を否定する訳ではないですし、そういうシーンが登場する予定です。やっぱり、隙間にもたれかかっている八雲紫は絵になりますから。


あと、おそらくお気づきになられた方も多いと思いますが、最後の絵(サムネでもあります)は黒田清輝作「湖畔」の構図そのままです。【東方ゾンビ禍:第6話】の投入が1月なので季節的には全く似つかわしくはないですが、なにやら、のんびりしている八雲紫を描きたくて、のんびりと言えばあれだな、と思い出した次第です。油絵も一度描いてみたいなぁ。


1月14日追記:

しまった!最後のTo be continued を忘れてた!・・・ちなみに第0話は「東方ゾンビ物語」というタイトルで始まってます。ちょくちょく整合性がとれてないシリーズになってしまった orz

ちなみに、動画の作中のタイトルではなくて、ニコニコ動画に投稿する際のタイトルを禍ではなくて、鍋にしようかな・・・と5秒悩んだんですが、やめました。

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